投稿日時 2013-05-11 19:34:05 投稿者 タチバナ ナツメ このユーザのマイページへ お気に入りユーザ登録 |
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えっちらおっちら描いてたら、線画を描くだけに三日もかかってしまった代物。 神話イラスト企画【Absolute "F"★2013!!!】の例示イラストとして描いた一枚。 まず最初はやっぱり日本からでしょ! ってことで、60年に一度の遷宮を記念しまして、出雲大社の主祭神、大国主(おおくにぬし)さまと、その正妻の須勢理毘売命(すせりびめのみこと)を描いてみました。 全体的にぼんやりした色を置き過ぎてしまったかもしれない……随分やんわりした絵になってしまいました(;´∀`) 最初はスサノオさまを描いてたのですが、イメージ通りの不良にできなかったため、だんだん描いてる途中でテーマが変わってしまいました(笑) スセリビメのパパはスサノオなので、近い親戚の子だしいいかなって……← ***** 大国主は、少彦名(すくなひこな)とともに国造りを行い、葦原中国(あしはらのなかつくに。いわゆる地上とか人間界ってことです)を造ります。 後に高天原(たかまがはら。いわゆる天界)から降臨したニニギノミコト(天照大神の孫)に国を譲り、自分は幽冥界へ移り住むことになります。 このときに建てられたのが、出雲大社だと言われています。 元々日本にいた大国主に、後からやってきた天界の神様が“国を明け渡して冥界へ行くように”と命ずる――これは要するに、土着民族が大和王権によって討伐・平定されて、新しい国が出来たことを表していると考えられます。 ここから先のお話は私の好きなカテゴリのお話。いわゆる偽史とか偽典のお話になってくるわけなんですけど……あんまり企画とは関係ないし、いろいろと際どいので割愛。 大国主のお話は、折口民俗学のマレビト信仰なんかとも繋がるので、完全に私の好きな分野です(*´艸`) 神話っていうよりもオカルトとか民俗学とか、そっち方面の興味の方が強いお方だったり。 大国主のエピソードで一番有名なのは、“因幡の白兎”のお話じゃないでしょうか。 白兎がサメ(ワニとも言われてますが)を騙して海に並べて、その上を飛び跳ねながら数を数えるフリをして踏み台にし、海の向こう側に渡ろうとした。しかし途中で騙したのがバレてボコボコに……じゃなくて全身の毛を毟られて泣いているというアレです。 そこに通りがかって、助けてあげたのが大国主さまです。 このお話のおかげで、大国主さま=優しくて聡明っていうイメージがつきました。 たくさん奥さんがいて、子供もめちゃくちゃいるので、縁結びの神様としても有名ですよね。 でも、正妻のスセリビメから激しく嫉妬されちゃったりしてとても可愛いです(*´艸`) 命がけで娶った嫁なんだし、浮気はよそうぜ……(笑) 大国主とスセリビメの馴れ初めには娘大好きスサノオパパが深く関わってくるので、またスサノオを描いたときにでも記事にしようかなと思ってます。 ちなみに大国主が首から提げてる布は、その事件のときにスセリビメが大国主を救うために授けたマジックアイテムっていうイメージで描きました。 ***** リニューアルオープン(?)した出雲大社行きたい! でも遠いからちょっと無理なんだろうな……(;´・ω・) 今年は伊勢神宮も遷宮の時期ですし、お伊勢さんにもお参りしないといけないですね。 こんな感じで、神様と英雄のイラストを描いてくださる方を大募集中ですー!! 一般の参加者さんの投稿受付開始は六月半ばの予定ですが、それまでの間は、例示イラスト制作に協力してくださる方を募集してます。 次はギリシア神話あたりを攻めようと画策中。 五月中にもう一枚くらい描きたい……な。 企画特設サイトはこちら! http://tenkyuugi.web.fc2.com/project2/index.html |
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